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あなたのやる気は今どれくらい? by水越真代

投稿日:
2012.09.26
| カテゴリー:
しなやか部専門家
| 投稿者:
水越 真代
新しい何かを始めるときに、あなたはすぐに始められるタイプですか?それともなかなかはじめられないタイプですか? 実はその人にとって、それがその行動をとることが、どのくらい自分にとって大事なことなのか、せっぱつまっているのかによってその行動を始められるかが変わります。 たとえば、部屋の掃除。掃除をしなくてはいけないけれど、部屋をかたずけなくてはと思いつつずるずると過ぎている。しかし、明日大事にお客さんが来る予定があると寝る時間を惜しんでかたず家を始めた経験がある方もおられるのではないでしょうか? また、ダイエットしたいな、お酒を減らしたいなと考えているけれど、まあ明日からでいいやと思って過ぎてしまっている人も、一か月後に同窓会があるからと急に頑張って間食をやめダイエットに励む。健康診断が迫っているので、急にお酒の量を控える。そんな話を聞かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 人は、何か目標があったり、切羽詰まった事情があったりすると俄然行動を変える力が湧いてきます。 そんな、人の行動変容をとても簡潔にわかりやすく説明をしているモデルがあります。

行動変容ステージモデルとは?

行動変容ステージモデルといいます。1980年代に禁煙の研究から導かれたモデルですが、その後、食事や運動をはじめ、さまざま健康に関する行動について、幅広く研究と実践がなされています。 行動変容ステージモデルでは、人が行動(生活習慣)を変えるには、「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つの段階を経ると考えます。 無関心期:6ヶ月以内に行動変容に向けた行動を起こす意思がない時期 関心期:6ヶ月以内に行動変容に向けた行動を起こす意思がある時期 準備期:1ヶ月以内に行動変容に向けた行動を起こす意思がある時期 実行期:明確な行動変容が観察されるが、その持続が6ヶ月未満である時期 維持期:明確な行動変容が観察され、その期間が6ヶ月以上続いている時期 例えば、ダイエットをしたいとき、運動には無関心でも、食事には関心がある。そういう時には運動を始めることは結局続きません。 自分がしたいこと、やりたいこと、やらなくてはならないことを考えたとき、このステージのどの部分にいるかをまず把握してみましょう。

1)無関心期の項目には

※意識の高める:その行動をとったときのメリットを知る ※デメリットを想像する:このままでは「まずい」と思う ※情報を集める:その行動をとらないと何に影響が出るのか分析する ※周囲への影響:今の状態だったら周りへどう影響をするか考える。うまくいったら、周りへどう影響するか考える

(2)関心期への項目には

※自己評価:その行動をとらなかったデメリット、その行動をとったときのメリットを考え整理してイメージする ※やる気を高める:同じことで悩んでいたり、改善したい人と話をする。将来の目標を考えたり、自分の生活の中でどんなことができそうかを考える

(3)準備期への項目には

※行動計画を立てる;いつからどんな時にどのくらいの行動をするのか、それをしたかどうかをチェックする体制をつくる。 ※行動をためす:まずは何か始めてみる。少しでも始めることで自信がつく。始めることを周りの人に宣言する。

(4)実行期と維持期への項目には

※サポート関係:周りからのサポートを活用する。また周りの人をサポートするのも自分の行動を続けるコツです。 ※強化マネジメント:その行動を続けていることに対して「ごほうび」を与える 。誰かに褒めたもらえるなどもいいですね。パチンコで玉がじゃらじゃら出るのもこの強化なんですよ。 ※刺激の統制:その行動をしやすい環境作りをする。例えば朝ジョギングをしている人は玄関に靴を並べる。ウェアをすぐ着られるように準備するなど 行動変容のプロセスは、常に「無関心期」から「維持期」に順調に進むとは限りません。いったん「行動期」や「維持期」に入ったのに、その後、行動変容する前のステージに戻ってしまう「逆戻り」という現象も起こり得ます。人は、行きつ戻りつしながら、習慣化するのですね。 自分の行動を変えたい方、新しいことを始めたい方、自己チェックしてみませんか?
photo by: Alan Cleaver

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水越 真代

水越 真代

Shining Life代表/保健師/看護師/介護支援専門員
保健師として、愛知県内市役所にて15年勤務後、看護大学大学院に入学。
修了後、大手スーパーマーケット内にて、産官学のモデル事業として、来店者の健康相談、健康教室の企画運営を実施責任者として勤務。23年9月、モデル事業終了に伴い退職。 24年シャイニングライフを立ち上げ、社員向けのライフプラン研修、保健指導者向け研修、またTREEガイドとして幅の広い活動をおこなっている。

対象者のやる気を高める保健指導、健康教室の在り方を継続的に学び、ペアワーク、グループワークを用いた講演は、参加したかたから、「やる気になった」、「元気になった」との評価をいただき、講演のリピーター率は70%以上である。

また、スーパーマーケット内で実施した、我慢しないダイエット教室では80%以上の実績をもち、参加者からも、買い物ついでに報告するのが楽しみで・・との声をいただいていた。
行動変容を支えるには、「楽しいことをする。」「我慢しない」「がんばらない」「失敗も経験のうち」がモットー。

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